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埼玉県剣道道場連盟は県下の各活動団体で活躍中のリーダー的存在の少年剣士を一同に会し、宿泊を伴う研修会を実施しています。 |
研修目的 |
現在の少子化に伴う青少年の減少している中、日本の文化とも言われる剣道の伝統と文化を育み、各地で活躍している少年剣士を一同に会し、宿泊を伴う集団生活を実施して共同生活による生活の協調性を高め、剣道の基本から習熟した技倆の向上を目指すと共に、各地で活躍中、又は剣道に興味のある青少年の保護者等への剣道の理解を深め、剣道を善導して底辺拡大による剣道愛好者の増加を目的とする。 |
実施期日 |
平成22年8月3日(火)から4日(水)までの2日間 |
研修場所 |
■研修会場
フレンドシップ ハイツよしみ 体育館
■宿泊場所
フレンドシップ ハイツよしみ 宿泊棟
埼玉県吉見町大字黒岩602番地 TEL:048-354-2030 |
研修会代表者 |
埼玉県剣道道場連盟会長
剣道範士 八段 野澤治雄 先生 |
研修会参加者 |
■指導者 11名
■研修受講者 111名 小学生(5・6年生) 男子92名/女子19名
 
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研修項目 |
1、集団生活のあり方(清掃・行動のあり方・協調性の醸成等)
2、木刀による剣道基本技稽古方の修得
3、剣道の基本(足さばき・竹刀の操法等基本的な事項)
4、剣道の基本打ち(正面、小手、胴の基本打ち、切り返し)
5、剣道の応用技(攻めての打ち、相手が打ってきた技に対する応じ技等)
6.高度な応用技(相手の動きに応じた俊敏な技等)
7、班別による試合練習(3人1組で班を作り、勝ち上がり・負け下がり)
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研修内容 |
研修会は研修開講式に続き、剣道講話を埼玉県剣道道場連盟会長 範士八段 野澤治雄先生より剣道と遊戯スポーツ」について、具体的な例を引用しながら解りやすく講話をいただいた。少年剣士を引率してきた保護者も一緒に受講し剣道の理解を深めた講話であった。
講話終了後、理事長 教士八段 神山芳男より研修中の宿泊に関する注意事項及び暑さによる健康管理等研修参加への諸注意を指示した。
実技については、理事長の神山芳男講師・理事の田中宏明講師を中心に[リーダー研修稽古内容表]に基づき実施し、午前中は素振り等基本練習を中心としてしっかりした打ちを実施、注意点を少年達に問いかけながら解りやすく指導した。
防具を着装しての実技は、相対動作で体の運用等の基本練習から激しい打ち合い等の高度な応用技実施、その後切り替えし要領を3人一組で正確にできるまで実施した。少年達の気迫のこもった打ちを修得させるために指導者が元立ちとなり打ち込み稽古を実施した、特に本年は猛暑の中で少年たちもキツそうにしていた。
参加者の中には錬度の差が若干あったり、初めての練習メニューのため、戸惑いと不慣れからややついていけない者もいたが、各剣士とも必死に頑張って何回かのうちには出来るようになり、自信を持った姿になり一段と声が大きくなっていくのが印象的であった。
暑さや不慣れのため5〜6名が休んだが、見学しているうちに外の少年が一生懸命にやっている姿を見て再度練習に参加し、最後に終了する時は真っ赤で汗びっしょりの顔で、元気な声で座礼をしていた。しかし、最後まで廊下で休み練習に復帰しないまま3名が宿泊しないで自宅に帰った。そのうちの1名は翌日参加した。
練習中は常に「大きな声・しっかりした打ち」を実行させながら、出来なければ何回でもやりなおしをさせ、剣道を正しく身につけさせるように指導した。各種実技実施中も各活動団体のリーダーであることを自覚させ、その技術を持ち帰り、活動団体の模範となり、参加している意義を理解し修得するような行動をとらせた。練習場は体育館で、特に本年の夏は猛暑で蒸し暑い環境だったため、指導者が小まめに動き少年達の行動を見ながら細心の注意を払い、熱中症等事故のないよう十分配慮し無事終了した。。
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